ペットショップで販売されているフェレットは、臭いの元である臭腺が取り除かれています。そのために、家に迎え入れたフェレットから強い臭いがすることはありません。
しかし、動物である以上、生活をしていく上で少しづつ体に汚れが付き、特有の臭いが出るようになります。
その際に、フェレットをお風呂に入れ、シャンプーをしてあげることで汚れや臭いを取り除くことができます。
今回は、フェレットをお風呂に入れる方法について説明します。
フェレットは一般的に水浴びが好きと言われていますが、お風呂を嫌がる子もいるようです。
私の飼っているこっこもそのうちの一匹です。下は初めてお風呂に入れた時の動画ですが、とても緊張した面持ちでした。
まず、はじめてのお風呂の際には、36度くらいのぬるま湯の入った洗面器に足から入れてあげましょう。
手のひらの甲の部分にあてて温いくらいの加減がちょうどいいとされています。お湯の量は、足がつくくらいの浅めになる程度で大丈夫です。
ここでは、お湯に慣れさせることを目的としているため、頭に直接水がかからないようにしてください。
フェレットちゃんがお湯に慣れ始めてきたら湯船にいれてあげてください。湯船に入れるお湯もはじめは浅めで大丈夫です。
次に、腰から上半身の方へマッサージしてあげてください。汚れを浮かすことをイメージしつつ、優しく触ってあげましょう。
汚れが浮いてきたら、シャンプーをしてあげましょう。
しかし、この時冷たいシャンプー液を直接当ててしまうと、フェレットがビックリしてしまう恐れがあります。
そのため、いったん手のひらで温め、十分に泡立ててからフェレットの体を洗ってあげましょう。人肌に温めるとともに、人間用のシャンプーを使うのは、刺激が強い可能性があるので絶対にやめておきましょう。目などの粘膜に触れると強い拒否反応を示すことがあります。そのため、使用するのは絶対に市販のフェレット用のシャンプーにしましょう。
以下には、いくつかのフェレット用のシャンプーをあげましたが、香りや成分に多少の違いがあるようです。私は、ペットショップで進められた画像の一番左のフェレット ニームシャンプーを使用しています。
洗う場所についてですが、お尻の周りは、汚れが付着しやすいので入念に洗いましょう。
一方、顔の周りはフェレットが嫌がることがあるのでタオルを湯船に浸し、それで拭いてあげるくらいにとどめておきましょう。
シャンプーで全身を洗ったら、乾いたバスタオルで水気を落としましょう。
ペット用のマイクロファイバータオルがあると、すぐに乾くのでオススメです。
家でよく使っているタオルになります。
お風呂に入った後は、興奮している場合もありますので、そっとしておいてあげましょう。
なるべくストレスを与えないようにして、お風呂が嫌いにならないように配慮しましょう。
これで入浴方法についての説明は終わりです。
フェレットは、一度お風呂をいやなものだと感じてしまうと、次の入浴からも暴れまわるようになってしまいます。
このような負のサイクルを避けるためにも、最初のお風呂は特に細心の注意をもって行いましょう。